アサギマダラがやってきました

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  • 2024.10.27

10月22日の正午前ごろ、チョウの花壇のフジバカマで吸蜜するアサギマダラが観察されました。アサギマダラは、南西諸島や台湾まで渡ることが知られています。浅葱色の半透明の羽根を持ち、大型で滑空するよう優雅に飛翔することからファンの多いチョウです。

長久保公園では、昨年度ビオガーデン部会という公園サポーターの養成講座を実施し、その中でチョウの花壇を設置しました。花壇にはチョウの食草や吸蜜植物を植栽しており、フジバカマは秋の吸蜜植物として植栽しました。アサギマダラの他、アカタテハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、イチモンジセセリ、ウラナミシジミなど多くのチョウが吸蜜のために訪花しています。

アサギマダラなぜ、フジバカマを好むのでしょうか。最近の研究では、アサギマダラのオスは、フジバカマをはじめとするヒヨドリバナの仲間に含まれる化学物質を原料に、性フェロモンを生産していることが分かってきました。エネルギー源としてだけでなく、繁殖にもフジバカマが必要なのですね。